今回は、岸本耕平がバリ島へ研修に行ってきた様子を
お伝えしたいと思います。
バリ島にガラス??と思われる方がほとんどだと思います。
実はバリ島に素晴らしい作家がいることを、五年くらい前に
建築の雑誌で偶然知りました。
それからは実際に作家さんにお会いし、作品をこの目で見
てみたいと切に願っておりました。
その作家さんは、鳥毛 清喜さんという方です。
今回の目的は、バリ島北部に制作中の「ガラスの家」を実際に見に行くこと。そして鳥毛さんの所有
する船に乗せていただくこと!!!
鳥毛さんは、現在69歳。実際にお会いしてみると体のがっちりしたとてつもなくパワフルな方でした。
まずは工房です。工房は空港から約一時間くらいで、サヌールのcucukanという村にあります。
そこはサーファーの間では有名なポイントらしく、波がロール状に打ち寄せてくところでした。
海のすぐそばにある鳥毛工房の隣は、インドネシア元大統領の別荘が建っているといったとても素敵な
立地でした。
そして驚いたことに、目の前の砂浜は日本ではガラスの加工に使う金剛砂と呼ばれる砂で埋め尽くされ
ており、黒く無数にキラキラ光り輝いていました。下の写真は現地の人が黒い石を拾っている写真です。
庭石などに使われ売れるそうです。私も五個ほど拾ってきました。
工房は鳥毛さんが52歳のときに、日本から異国の地バリに
移住し、工房に続く道路から作り上げたそうです。
52歳で異国の地でガラス工房設立!!日本を離れてから
は一匹オオカミでやってきたと言っておられました。
吹きガラス、キャスト、スランピング、ヒューズ、カット、接着、とにかく何でもやってる感じです。
とにかく作るもののスケールがでかすぎる!!
耐火石膏(型取りの材料)なども自分で調合されているそうで、配合を聞いてみると「そんなもの食べ
てみればわかだろ」と豪快に返されてしまいました。

当時の写真だそうです。18年前。
設備に使う材料はすべて日本から持ってきた
そうです。
バリ島は常夏なので、壁があまりない建物
が多かったと思います。
そのかわりたくさんの熱帯特有の植物が生
えており、鳥の鳴き声もよく聞こえました。

大きなキャスト作品の原型たち。
板ガラスの積層によって作られた鳥の作品。
吹きガラス作品は、高さが2メートル50センチくらいのものもありました。めちゃくちゃ大きいです!!
鳥毛さんはこの作品なんかは30分くらいで作ってしまうと言っておられました。キャストの作品なん
かは1メートル近い塊の作品もありました。
工房の周りには、作品がたくさんあります。鳥毛さんは自分が作った作品は必ず身の回りに置き、
器などは実際に自分で使ってみないとと言っておりました。そうすると自分なりの作品が成長してい
き、新しいアイデアも生まれてくるそうです。
工房には、現地のバリ人が15名ほど働いておりました。
今はガラスの家を制作しているので、週末は北部の方まで
車を走らせて現場の指揮をしているそうです。
ガラスの家のほうも15名ほど働いておりました。
バリ島のガソリン代は1リットル50円くらいだそうです。
ちなみに電気は200ボルトで、ときどき停電するそうで、
キルン(成形する窯)は、ガスですべて温度管理していると
のことでした。
奥の窯では、ガラスの椅子つくりの制作テストを行っておりました。
上の画像がキッチンです。とてもおとなしいわんこ達もいます。
今回はここまでにして、次回のブログで「ガラスの家」と「船」のほうをお伝えします。
テリマカシ―。。。